本記念賞は、昭和52年が愛知一中の創立より数えて百年にあたることから、愛知一中・市三高女・旭丘高校の卒業生が協力して創立百年祭を挙行した際、募金の一部の3,500万円を基金として、1.特に顕著な業績をあげた個人及び団体の顕彰、2.生徒及び教職員の研究に対する顕彰、3.優秀な部(クラブ)活動に対する顕彰等を主旨として「愛知一中(旭丘高校)創立百年祭記念賞基金」を設立したのが始まりであります。
その後、三同窓会が連絡機関として「鯱光会」を設立しましたので、「鯱光会」と「愛知一中(旭丘高校)創立百年祭記念賞基金」とが併立する形で運営が進められてきました。
その10年後、昭和62年に三同窓会は、お互いの信頼を基に連繋を強め一体化を推進し、鯱光会の主体性を確立する目的をもって、学校・PTAを含めて五者が一体となって「愛知一中・市三高女・旭丘高校創立110周年記念祭」を祝うこととなりました。
創立110周年記念祭の三大目的の一つに「百年祭記念賞基金の増額を図り、旭丘高校在校生への物心両面にわたる後援を行う」という主旨の一項目があります。従いまして、創立110周年記念祭終了後、募金より據出して基金も1億円に増額し、より充実した活動を行うために、名称も「鯱光会顕彰基金」と改称して再発足をみることとなりました。
鯱光会の目的である三同窓会の団結を強化し、それぞれの会員の向上に寄与し、又旭丘高校が愛知県第一中学校と名古屋市立第三高等女学校以来の伝統である知育・徳育・体育の教育を実践し、社会に有益な人材を育成することに対して物心両面にわたり応援することという事業を達成するために、
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- 本会会員のうち、特に顕著な業績をあげた個人及び団体の顕彰と援助
- 旭丘高校において優秀な成績をあげた個人及び部活動に対する顕彰と援助
- 教職員の優秀なる研究に対する顕彰
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を行うこととなりました。
その後平成9年の創立120周年記念募金からの積み増しもありました。
平成15年に発足した新「鯱光会」にもこの記念賞の制度が継承され、平成19年の創立130周年記念募金から2000万円を補填しました。平成29年の創立140周年記念募金の収支報告が完了しましたら、基金への積み上げが行われます。
創立150周年に向けて鯱光会の諸活動がより充実し、且つ永遠に続いて後輩に受け継がれていくことを祈念するとともに会員皆様方の絶大なるご支援を賜りますようお願いするものであります。 |